ビーグリー[3981]は、電子コミックサービス「まんが王国」を運営する会社です。
株主優待は「まんが王国」で使えるポイントなので、漫画を読む人には分かりやすい内容になっています。
一方で、20年チャートを見ると株価の波が大きく、安定して右肩上がりというよりは、上げ下げをくり返してきた動きです。
短期の値動きに振り回されず、配当と優待を受け取りながら長期で付き合えるかどうかが、この銘柄のポイントになります。
株式情報
| 割安度 | 安全度 | 値動き傾向 | ||
| PER | PBR | 自己資本比率 | ROE | 信用倍率 |
| 10.12倍 | 0.91倍 | 48.6% | 8.80% | 0.00倍 |
| 優待&配当 | ||||
| 総合利回り | 配当利回り | 優待利回り | 権利確定月 | 優待最低取得額 |
| 4.22% | 3.45% | 0.77% | 12月 | 130,600円 |
| 編集部おすすめ度 | 理由 |
| 優待は分かりやすい一方で、長期チャートは波が大きく、成長の読みやすさは強くないため「無理なく持つ」向きです。配当利回りは比較的しっかりありますが、優待利回りは100株だと控えめです。財務は自己資本比率が高めで倒れにくさは感じますが、株価は過去に急騰・急落があり、メンタル面の相性が出ます。漫画サービスが好きで、配当も受け取りつつ長期で見守れる人に合う銘柄です。 |
株主優待情報
ビーグリーの株主優待は、コミック配信サービス「まんが王国」で使える専用図書券(ポイント)です。
株主優待の内容
| 保有株数 | 優待内容 | 目安価値 |
| 100株 | 「まんが王国」専用図書券(ポイント) | 1,000ポイント |
| 500株 | 「まんが王国」専用図書券(ポイント) | 10,000ポイント |
| 1,000株 | 「まんが王国」専用図書券(ポイント) | 20,000ポイント |
| 5,000株 | 「まんが王国」専用図書券(ポイント) | 50,000ポイント |
優待は毎年1回で、毎年3月下旬ごろに「定時株主総会決議のご通知」に同封される形で届く予定です。
権利確定日と有効期限
権利確定月は12月です。
権利を取るためには、12月末時点で株主名簿に載っている必要があります。
専用図書券(ポイント)の引き換え期間は、発行年の4月1日から翌年の3月31日までの1年間です。
なお、引き換えた「まんが王国ポイント」自体の有効期限は、付与された月の5か月後の月末までが目安なので、もらったら早めに使う前提で考えるのが安心です。
会社情報

ビーグリーは、スマホやパソコンで漫画を読むためのサービスを作って運営している会社です。
いちばん有名なのが電子コミックサービスの「まんが王国」で、新作から名作まで幅広い漫画を読めるようにしています。
お店をたくさん出すタイプの会社ではなく、ネット上のサービスを便利にして、使う人を増やしていくタイプの会社です。
そのため「店舗数」というより、サービスをどれだけ多くの人が使っているかが大事になります。
会社としては、出版社や作家さんと協力して作品をそろえたり、読みやすい仕組みやおすすめ表示を工夫したりして、長く使ってもらえるサービスづくりを進めています。
また、漫画を売るだけではなく、作品を広げるための企画や、オリジナル作品づくりにも力を入れていて、クリエイターとファンをつなぐことを大切にしています。
ビーグリーは「まんが王国」を中心にしたプラットフォームの事業に加えて、グループとして出版に関わる事業も持っています。
つまり、ネットで届ける仕組みと、作品を生み出して育てる仕組みの両方を持ち、そこを組み合わせて強くしていく考え方です。
こうした会社は、景気が悪い時でも「家で楽しめる娯楽」が選ばれやすい一方で、流行や話題作の当たり外れの影響も受けます。
だからこそ、短い期間のブームだけに頼らず、長く使われるサービスに育てられるかがポイントになります。
ビーグリーは長い年数サービスを運営してきた実績があり、毎年の株主優待も「自社サービスを使ってもらう」形で続けています。
長期で見ると、サービスの使いやすさと作品の強さを積み上げていけるかが、会社の成長につながっていく会社です。
編集部からのおすすめ情報
編集部のおすすめ:
株式情報から見る投資おすすめ度と根拠
ビーグリーを長期で見ると、まず大事なのは「株価がずっと右肩上がりで増え続けるタイプではない」という前提です。
20年チャートを見ると、上場後に勢いよく上がった時期がある一方で、その後は大きく下げたり、急に上げたりと、波がかなりあります。
この動きは、業績そのものだけでなく、市場の期待やテーマ性で評価が変わりやすい「ネットサービス銘柄」によくある特徴です。
つまり、長期保有をするなら、値動きの大きさに振り回されない姿勢が必要になります。
一方で、指標面ではPBRが低めで、株価が会社の純資産に対して過熱しすぎていない水準に見えます。
PERも高すぎる感じではなく、将来の夢だけで買われている雰囲気は強くありません。
こういう局面は、長期投資でいうと「買った瞬間から含み損になりやすい高値づかみ」のリスクが少し下がるので、そこは悪くない点です。
財務の面では自己資本比率が高めで、会社の体力は比較的しっかりしています。
借金まみれで回している会社よりは、長期で持つ時の安心感が出やすいタイプです。
ROEは「すごく高い」とまでは言いませんが、弱すぎる感じでもなく、会社として利益を生む力は一定レベルにあります。
ただし、ビジネスの性質としては、ヒット作や話題作の影響、競合サービスとの比較、広告の効き方などで、売上や利益がなだらかに増えるとは限りません。
ここが、生活必需品やインフラ銘柄のような「毎年だいたい同じ調子で増える」会社とは違うところです。
だからおすすめの持ち方としては、全力で一銘柄に寄せるより、配当も受け取りつつ、ポートフォリオの一部として持つのが現実的です。
株価が上がる時は勢いが出やすい反面、下がる時も早いので、買い増しも一気にやるより、タイミングを分けて落ち着いて集める方が相性は良いです。
総合すると、ビーグリーは「安定超優良の守り株」ではないですが、割高感が強い局面ではなく、財務も悪くないので、長期で持つ余地はあります。
ただし、チャートの波が大きいことを受け入れて、優待と配当をもらいながら、サービスの成長を見守れる人向けの銘柄です。
優待情報から見る投資おすすめ度と根拠
ビーグリーの株主優待は、かなり分かりやすく言うと「まんが王国で使えるポイントがもらえる優待」です。
外食券やQUOカードのように誰でも使いやすいタイプではありませんが、漫画を読む人にとっては目的がハッキリしていて、もらって困りにくい優待です。
この「自社サービスで使う優待」は、会社にとってはファンを増やす仕組みになりやすく、長期で続きやすい形でもあります。
現金に近い優待よりも派手さはないのですが、会社のサービスと優待がきちんとつながっているのは、意外と大事なポイントです。
100株だと1,000ポイントなので、利回りだけを見ると「優待でガッツリ得する」タイプではありません。
ただ、配当利回りは比較的しっかりしているので、優待はあくまで“おまけ”として受け取りやすいです。
逆に、500株以上になるとポイントが大きく増えるため、ヘビーユーザーの人ほどメリットを感じやすい設計です。
ここは人によって向き不向きがはっきり分かれます。
もうひとつ注意点として、引き換え期間は1年ありますが、引き換えたポイント自体の期限が短めです。
つまり「優待をもらったのに忙しくて忘れていた」という形が一番もったいないです。
優待が届いたら、なるべく早めにコードを入れて、読みたい作品に使ってしまうのがコツです。
長期投資の目線で見ると、この優待は“生活費の節約”というより“趣味の満足度”を上げる優待です。
家族で漫画を読む人や、定期的に電子コミックを買う人にとっては、毎年少しでも足しになるのが嬉しいポイントになります。
一方で、漫画をあまり読まない人にとっては価値を感じにくいので、優待目当てで無理に買うより、配当と企業の成長に納得できるかを優先した方が良いです。
総合すると、ビーグリーの優待は「万人向けの高還元」ではありませんが、対象者には分かりやすく、企業側の狙いも筋が通っています。
長期保有で優待を活用するなら、“自分がまんが王国をちゃんと使うか”が最大の判断材料になります。
総合評価
ビーグリーは、配当は悪くない一方で、株価の長期チャートは波が大きく、安心して放置できるタイプの銘柄ではありません。
ただ、割高感が強い局面ではなく、財務の体力も比較的しっかりしているので、長期で持つ余地はあります。
優待は「まんが王国」の専用ポイントで、漫画を読む人には使いやすいですが、有効期限の管理が必要です。
結論としては、漫画サービスが好きで、値動きの大きさを受け入れながら、配当と優待をコツコツ受け取る人に向いた銘柄で、総合評価は2.5/5です。

