アエリア[3758]情報(株主優待・配当・おすすめ情報)

アエリア[3758]は、ゲームとITサービスを組み合わせたデジタル企業です。

株価は大相場の記憶を残しつつ、直近は落ち着いたレンジで推移しています。

優待は100株から取れるQUOカードで、少額から楽しめるのが魅力です。

長期でコツコツ保有し、配当と優待を受け取りながら、事業の当たり年を待つ投資スタイルに向いています。

目次

株式情報

アエリア[3758] 東証スタンダード
時価総額
61.6億円

株価 290
更新:2025年10月31日終値

アエリア[3758]30年株価チャート

30年チャートを掲載

割安度 安全度 値動き傾向
PER PBR 自己資本比率 ROE 信用倍率
20.1倍 0.71倍 42.2% 3.5%(予) 19.40倍
優待&配当
総合利回り 配当利回り 優待利回り 権利確定月 優待最低取得額
2.71% 1.68% 1.03% 12月 29,000円(100株)
編集部おすすめ度理由
少額で優待が取れて配当もあるため、「優待を楽しみながら中長期で様子を見る」枠としては十分に魅力があります。一方で、収益はヒット作の有無に左右されやすく、ROEも高いとは言えません。無理に比重を上げるより、分散の一角として小さく保有し、材料が見えたら段階的に見直す使い方がフィットします。

株主優待情報

アエリアでは、毎年12月末時点で株主名簿に記載のある株主を対象に、QUOカードの株主優待を実施しています。

株主優待の内容

  • 100株以上:オリジナルQUOカード300円相当。
  • 1,000株以上:オリジナルQUOカード500円相当。
  • 5,000株以上:オリジナルQUOカード700円相当。
保有株数優待内容想定価値
100株以上QUOカード300円相当
1,000株以上QUOカード500円相当
5,000株以上QUOカード700円相当

権利確定日と有効期限

権利確定月は12月末です。

優待の発送は例年、翌年春ごろから順次行われます。

QUOカードの有効期限はありませんが、店舗やサービス側の取扱い条件は各社の規定に従います。

会社情報

引用:M&A Online

アエリアは東京都港区に本社を置くコンテンツ&ITサービスの企業です。

創業は2002年で、オンラインゲームの運営と配信を中心に事業を拡大してきました。

現在は「コンテンツ事業」と「ITサービス事業」を二本柱に、ゲームやアプリの企画・運営、パートナー企業との協業によるタイトル展開、法人向けの開発支援やセキュリティ関連サービスなどを手がけています。

いわゆる店舗を全国展開する小売企業とは異なり、デジタル配信を前提としたビジネスモデルのため、物理的な店舗数よりも、運営タイトル数や開発案件数、パートナーの広がりが事業規模を左右します。

コンテンツ事業では、スマホ向けのオンラインゲームやコミュニティ型のサービスを企画し、自社や関連会社で運営します。

タイトルは流行の波を強く受けますが、イベント運営やアップデートでユーザーの滞在時間を高め、課金と広告をバランスさせることで収益化を図ります。

ITサービス事業は、法人の受託開発やインフラ・セキュリティ支援などの守りの収益源として機能します。

ゲームの当たり外れで利益がぶれやすい時期でも、ITサービスが下支えする構造を目指しており、事業ポートフォリオの分散が経営の安定化に寄与しています。

資本面では自己資本比率が四割台と健全性を保っており、リスクを取りながらも、急激な借入依存とならない運営を意識しています。

一方で、主力のゲームはヒットの有無で収益に差が出やすく、継続的な新作投入や既存タイトルの延命施策が重要です。

海外含めたパートナーシップの拡大、開発コスト管理、マーケティング投資の回収精度など、運営の巧拙が中期の株主価値を大きく左右します。

また、インフラ・セキュリティ需要の底堅さを活かしつつ、生成AIやデータ分析など新領域との組み合わせで付加価値の高い案件を積み上げられるかが成長の鍵です。

総じて、アエリアは「ヒット時の跳ね」と「ITサービスの安定」を併せ持つ企業で、デジタル領域での継続的な開発運営力が競争力の源泉になっています。

編集部からのおすすめ情報

編集部のおすすめ:

株式情報から見る投資おすすめ度と根拠

長期保有の視点で見ると、アエリアは「守りを効かせながら、当たり年を待つ」タイプの銘柄です。

まず評価したいのは、自己資本比率が一定水準に保たれていることと、過度なレバレッジに頼らない資本政策です。

この水準は、コンテンツの当たり外れによる業績の波を乗り越えるうえでクッションになります。

一方で、信用買いが積み上がりやすく、信用倍率が高く出やすい点は短期の値動きを荒くしがちです。

長期投資では、この「短期の荒さ」をノイズとして受け流し、ゲームのヒットや新規案件の立ち上がりといったファンダメンタルの変化に集中するのが合理的です。

収益はヒットタイトルの寄与で段差がつく構造ですが、ITサービスの下支えがあるぶん、完全なワンプロダクト依存ではありません。

PERは低すぎず高すぎずの中庸で、現状の期待と不安が拮抗した水準といえます。

PBRは低位圏にあり、資産面からのディフェンスは効いていますが、収益性が高く評価される局面でないと見直しは限定的です。

ROEはまだ高いとはいえず、運営効率の改善や利益成長が次の株価ステップに不可欠です。

30年スパンのチャートは、大相場の後に長い調整を経て、直近は小さな波の中でエネルギーを溜める段階に見えます。

長期で積み増すなら、テーマ性やヒットの種が見え始めた局面で分割買いを徹底し、ボラティリティに耐える構えが必要です。

総合すると、短期の材料待ちではなく、優待と配当を受け取りながら「運営力の底上げ」と「新規IPの芽」を追う、腰の据わった保有が向いています。

優待情報から見る投資おすすめ度と根拠

アエリアの優待は、100株から取得できる実用型QUOカードで、少額で始めたい長期投資家にうれしい制度です。

金額そのものは大きくありませんが、使い切りやすく、毎年同じリズムで届くため、保有継続のモチベーション維持に役立ちます。

優待利回りは株価次第で変動しますが、低位株ゆえに体感のリターンは悪くありません。

配当利回りと重ねると、総合利回りは小型の優待株としては見劣りしない水準で、待ちの時間を心理的に支えてくれます。

注意点としては、企業規模が大手ほど大きくないため、優待制度が将来にわたり必ず続くという保証はありません。

ただし、金券型でコスト管理がしやすく、発送オペレーションも定型化できるため、業績急変がなければ継続余地は十分にあるとみます。

長期の保有戦略では、配当と優待の合算で“時間の味方”をつけつつ、事業の好転や新作のヒットで上振れする可能性を待つ姿勢が現実的です。

結論として、優待目当てで入りやすく、持ちながら事業の芽を追う「小さく入って長く見る」タイプの銘柄だと言えます。

総合評価

株式面の評価と優待面の評価を合わせると、総合評価は5段階で3。

ポートフォリオに入れるかは、人によって分かれる“迷いどころ”ですが、少額で枠取りし、時間分散で気長に付き合うなら候補になります。

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