銚子丸[3075]株情報(株主優待・配当・おすすめ情報)

すし銚子丸で使えるお得な優待がもらえることで知られる銚子丸[3075]の株。

株価の値動きは大きくないものの、しっかりとした経営と、使いやすい優待が魅力です。

とくに関東に住んでいて、外食でお寿司をよく楽しむ人にとっては、長く保有することでじわじわと嬉しいメリットが感じられる銘柄です。

今回は、そんな銚子丸の株について、株価の特徴や優待の内容、投資のおすすめ度をわかりやすく紹介していきます。

目次

株式情報

銚子丸[3075]東証ST
時価総額
約222億円

株価 1,542 
※更新:2025年7月25日

30年チャートを掲載

割安度安全度値動き傾向
PERPBR自己資本比率ROE信用倍率
21.0倍2.41倍72.1%0.00%
優待&配当
総合利回り配当利回り優待利回り権利確定月優待最低取得額
1.43%0.78%0.65%2月、8月154,200円
編集部おすすめ度理由
銚子丸の株は、大きな値上がり益を狙うというより、優待や配当を楽しみながら安定的に長期保有したい人に向いている銘柄です。関東に住んでいて「すし銚子丸」をよく利用する方にとっては、優待の実用性が高く、毎年の楽しみとしても魅力があります。堅実な経営と生活に密着したリターンを重視する投資家には、検討に値する1社です。

株主優待情報

引用:チケットオンライン
保有株数優待内容(1回分)年間合計
100株以上自社優待食事券 500円分1,000円分(500円×2回)
500株以上自社優待食事券 2,500円分5,000円分
1,000株以上自社優待食事券 5,000円分10,000円分

優待は年2回、2月末と8月末の権利確定日に応じて贈られます。

  • 「すし銚子丸」全店で利用可。お釣りは出ません。
  • 飲食ができない場合、全額を自社特選品と交換可能。

500株以上保有している人で、店舗を利用できない場合は、優待券を返送することで、自社の特選品(たとえば、たらこや佃煮など)と交換することも可能です。

これは地方在住者や高齢の株主にとっても嬉しい対応と言えるでしょう。

権利確定日と有効期限

項目内容
権利確定日年2回:2月末日・8月末日
発送時期各確定月の約3~4か月後に発送
有効期限発行日から約1年間(※時期により変動あり)
優待対象各権利確定日時点で株主名簿に記載された100株以上の株主
自社特選品との交換期限優待券送付から約1~2か月以内(申込期限あり)

食事券の有効期限については公式な発表に依存しますが、通常は発行から1年程度とされている場合が多いです。

なお、自社特選品に交換する際には、優待券を封筒で全額返送し、所定の申込用紙を添えて手続きする必要があります。

会社情報

引用:Wikipedia

株式会社銚子丸は、千葉県千葉市に本社をかまえるお寿司のチェーン店を運営している会社です。

1977年11月に設立され、長い歴史を持つ企業で、現在は「すし銚子丸」や「すし銚子丸 雅」「江戸前すし百萬石」「鮨Yasuke」「Standing 鮨 Bar Yasuke」など、複数のブランドを展開しています。

また、企業や個人のお祝いなどに向けた「出張寿司サービス」も行っていて、さまざまな形でお寿司を楽しめるサービスを用意しています。

主力ブランドである「すし銚子丸」は、回転寿司と高級寿司の中間くらいの価格帯で、職人が目の前で魚をさばいて握ってくれるのが特徴です。

魚はその日のうちに全国から仕入れ、店舗でさばくことで鮮度にこだわった美味しいお寿司を提供しています。

また、接客や調理のレベル向上のため、スタッフ教育にも力を入れています。

すし職人としての技術を身につけるための研修制度があり、接客マナーなども丁寧に教えています。

最近では、タブレットでの注文やテーブルでの決済など、お客様が便利に過ごせるようにデジタル化も進めています。

さらに、これまでの回転寿司スタイルから、注文があってから握って届ける「フルオーダー型」店舗へと移行していて、サービスの質をさらに高める取り組みも行っています。

こうした工夫によって、ただのお寿司チェーンではなく、「また来たい」と思ってもらえるお店づくりを目指しています。

編集部からのおすすめ情報

編集部のおすすめ:

株式情報にみる分析

銚子丸の株式は、長期的な視点で見るとやや特徴のある動きをしています。

過去30年のチャートを見ると、上場後しばらくは順調に株価が伸びていましたが、その後は波のある動きが続いています。

とくに直近10年くらいを見ると、大きく右肩上がりになっているわけではなく、ある程度のレンジ(幅)の中で上がったり下がったりを繰り返している印象があります。

つまり、急成長を続けている企業というよりは、安定した事業を展開しながら、堅実に経営している印象です。

指標面を見ると、PER(株価収益率)はやや高めの水準にあり、成長期待がそこまで強くない中でのこの数値は、やや割高に見えるかもしれません。

一方で、PBR(株価純資産倍率)は平均的な水準で、財務の健全性を表す自己資本比率も70%を超えていて、安心感があります。

これは、借金に頼らず、自社の力で経営できている証拠でもあります。

また、信用倍率が0倍(売建なし)という点も注目すべきところです。

短期的なトレード対象にはされにくく、長期でじっくり持つ人が多い傾向があることを示しており、ある意味では株が安定しやすいとも言えます。

こうした背景から、配当利回りや優待利回りを重視する「安定志向の投資家」にとっては、相性の良い銘柄とも言えそうです。

成長性という点では、業態の性質上、大幅な拡大は見込みにくい部分があります。

しかし、近年はフルオーダー型店舗の展開やデジタル化など、時代に合わせた変化に取り組んでおり、経営姿勢には前向きさを感じます。

こうした変化がうまく進めば、今後の収益改善につながる可能性もあるため、中長期でのゆるやかな成長は期待できます。

まとめると、銚子丸の株は「大きな値上がり益を狙う投資」には向きませんが、「安定した会社に長く投資して、配当や優待を楽しみたい人」には、比較的向いている銘柄だと考えられます。

企業の規模としてはやや小さく、流動性にも注意が必要ですが、その分、小回りの利いた経営ができるという強みもあります。

全体としては、安定志向で優待や配当を重視する長期保有のスタンスには、一定の魅力があると言えるでしょう。

株主優待にみる分析

銚子丸の株主優待は、関東を中心に住んでいる人にとっては、なかなか魅力のある内容だと言えます。

100株の保有から優待を受けられ、年に2回、500円分の食事券が届きます。

つまり、年間では合計1,000円分のお寿司が楽しめるということになります。

また、保有株数が増えれば、500株で5,000円分、1,000株で1万円分と優待額も増えていきます。

このように、持ち株数に応じてリターンが段階的に大きくなる設計は、長期的に応援する株主にとってうれしい仕組みです。

さらに特徴的なのは、500株以上を持っている株主は、お店で食事をしない場合でも、優待券を使って「自社特選品」と交換できる点です。

これは、すし銚子丸の店舗が近くにない人や、高齢で外食が難しい人でも優待を楽しめるように工夫されている制度です。

実際、魚の加工品や佃煮など、銚子丸らしい海の幸を詰め合わせた贈り物が用意されていて、家庭で手軽にお寿司気分が味わえる内容になっています。

優待の使いやすさも魅力のひとつです。

すし銚子丸は千葉や東京を中心に店舗数も多く、通いやすい場所にあるという人にとっては、普段の外食の中で気軽に使うことができます。

とくに、家族で食事に行くような場面では、ワンコインで使える500円券というのはとても便利で、支払いの一部をカバーしてくれます。

もちろん、券を複数枚まとめて使うこともできるので、500株以上持っている人なら、外食の予算がかなり助かることになります。

また、優待は2月末と8月末の年2回なので、半年ごとに「楽しみ」が届くという点でも、長期保有のモチベーションを保ちやすい仕組みです。

このような優待は、単に金額のリターンという意味だけでなく、会社とのつながりを感じさせてくれる存在になります。

「また次の優待が来るから売らずに持っておこう」という気持ちが自然と生まれるような設計になっているのです。

一方で注意したいのは、銚子丸の店舗が関東地方に集中しているため、それ以外の地域に住んでいる方にとっては、実際に店舗を利用するのが難しいという点です。

もちろん500株以上であれば自社特選品への交換が可能ですが、100株や300株といった中途半端な株数だと、優待を十分に活用しきれない可能性があります。

まとめると、銚子丸の優待制度は、「すし銚子丸」の店舗が通える範囲にある人、または500株以上を長期で保有できる人にとって、かなり使い勝手のよい内容です。

家族での外食にちょっとした楽しみをプラスしたい人、もしくは海の幸の詰め合わせを家庭で味わいたい人には、長く付き合う価値のある優待銘柄だと言えるでしょう。

総合評価

銚子丸の株は、長期的な目線で見たときに「大きな成長は望みにくいけれど、安定した楽しみ方ができる銘柄」と言えます。

総合的に見ると、「派手さはないけれど、優待や経営の堅実さを評価して長期保有するにはちょうどよい一銘柄」という立ち位置です。

家計の中にちょっとした楽しみを加えたい、そんな人にはおすすめできる投資先かもしれません。

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