ジェイグループホールディングス[3063]株情報(株主優待・配当・おすすめ情報)

ジェイグループホールディングス[3063]は、全国に飲食店を展開する外食企業です。

手軽に始められる株主優待が人気で、年に2回、使い勝手の良い食事券がもらえるのが大きな魅力です。

過去には株価の大きな変動もありましたが、ここ数年は落ち着いた値動きで安定感も出てきました。

「株で得をしながら、美味しい食事も楽しみたい」そんな方にピッタリの銘柄です。

この記事では、投資としての魅力と優待の詳細を、わかりやすく解説していきます。

目次

株式情報

ジェイグループホールディングス[3063]東証G
時価総額
約88.0億円

株価 710
※更新:2025年6月3日

ジェイグループホールディングス[3063]30年チャート

30年チャートを掲載

割安度安全度値動き傾向
PERPBR自己資本比率ROE信用倍率
28.9倍4.54倍19.4%26.5%18.89倍
優待&配当
総合利回り配当利回り優待利回り権利確定月優待最低取得額
6.24%0.56%5.68%2月、8月71,000円
編集部おすすめ度理由
手頃な価格で優待がもらえる、優待投資向けの銘柄です。食事券は都市部を中心に使いやすく、食品との交換も可能なので、外食を楽しむ方には特におすすめです。財務面にはやや不安もありますが、ここ数年の株価は安定しており、長期保有との相性も悪くありません。資産形成というより、“日常のちょっとした楽しみ”を株で得たい人には、ちょうど良い存在です。

株主優待情報

引用:ジェイグループホールディングス

ジェイグループホールディングスの株主優待は、外食企業らしい“食”を中心にした魅力的な内容で、長期保有を考えている投資家にも嬉しい設計となっています。

ここでは最新の情報をもとに、誰にでもわかりやすく解説していきます。

株主優待の内容

保有株数優待内容(年2回)合計金額相当利用可能店舗
100株食事券 2,000円分(1,000円×2枚)年間4,000円分グループ全店舗(一部除く)
200株食事券 4,000円分(1,000円×4枚)年間8,000円分同上
600株食事券 8,000円分(1,000円×8枚)年間16,000円分同上
1,000株食事券12,000円分(1,000円×12枚)年間24,000円分同上

※優待は年2回(2月末・8月末の株主)に発行されます。

食事券の利用について

もらえるのは「ジェイグループ共通食事券」で、以下のような飲食ブランドで利用可能です。

  • 芋蔵(いもぞう)…焼酎が充実した和風居酒屋
  • 猿Cafe(さるカフェ)…おしゃれな空間で女性に人気のカフェ
  • THE BROOKLYN CAFE…アメリカンテイストのカフェレストラン
  • ほっこり…和食中心の落ち着いた居酒屋
  • NABURA…魚介料理に強みを持つお店
  • ほか、全国各地のグループ店舗(対象店舗は公式サイトで要確認)

一部、対象外の店舗もありますが、基本的には同社グループの大半の店で使えるので、都市部に住んでいる人ほど利便性は高いです。

食事券の代替品としてお取り寄せ商品との交換も可能

外食店舗が近くにないという株主のために、食事券をジェイグループのオリジナル商品と交換することもできます。

たとえば以下のような「食品ギフトセット」が用意されています。

  • 牛すじ味噌煮込み
  • 味噌煮込みうどん
  • 国産うなぎ蒲焼きセット
  • 芋蔵のもつ鍋セット など

自宅にいながら同社の味を楽しめるという点で、地方の株主にも配慮された仕組みです。

会社情報

ジェイグループホールディングス(引用:Wikipedia)

ジェイグループホールディングスは、名古屋市に本社を置く外食事業を中心とした企業グループです。

会社の設立は2000年で、もともとは名古屋を拠点に飲食店の展開をスタートしました。

現在では、名古屋だけでなく、東京や大阪などの主要都市にも多くの店舗を展開しており、全国的に店舗数を拡大しています。

事業の柱となっているのは、居酒屋業態やレストラン業態の運営です。

中でも人気が高いブランドとしては、「芋蔵(いもぞう)」や「猿Cafe(さるカフェ)」、「ほっこり(和風居酒屋)」、「THE BROOKLYN CAFE(洋風カフェ)」などがあります。

和食や洋食、カフェスタイルなど、多彩な業態を取りそろえているのが特徴で、ターゲット層も幅広く、会社員からファミリー層、女性客まで幅広く支持されています。

飲食店経営以外にも、ブライダル事業やコンサルティング事業などを手がけており、グループ会社の力を活かして多角的な経営を行っているのも強みのひとつです。

最近ではM&Aを通じた店舗網の拡大や、ITを活用したマーケティング戦略にも力を入れており、時代の変化に応じた柔軟な対応が見られます。

ただし、店舗運営型ビジネスは固定費が高く、景気や社会情勢の影響を受けやすいという面もあります。

特にコロナ禍では、外食産業全体が大きな打撃を受け、ジェイグループも一時的に売上が低迷しましたが、その後の回復に向けて新たな業態の開発や既存ブランドのリニューアルを進めています。

全体として、地域密着型からスタートしながらも、現在では全国的な展開を目指す成長企業です。

独自の店舗ブランドを多数展開し、柔軟な戦略をとっている点が投資家として注目すべきポイントと言えるでしょう。

編集部からのおすすめ情報

編集部のおすすめ:

株式情報にみる分析

ジェイグループホールディングスの株価は、2006年ごろに非常に高い水準まで急上昇したあと、一度大きく下がり、そこから長く低迷した時期が続きました。

ただ、2014年以降はゆるやかに回復し、現在は安定したレンジで推移しています。

極端な乱高下は減り、ここ10年ほどは比較的落ち着いた動きになってきています。

財務面を見ると、自己資本比率は低めで、外部からの資金に頼っている状況がうかがえます。

一方で、ROEは比較的高めで、利益を効率よく生み出していることもわかります。

つまり、体力は少し弱めでも、経営効率はそこそこ良い会社と言えるでしょう。

PERPBRも割高感があるため、今の株価が「お得」とまでは言い切れません。

ただ、今後業績が改善すれば、PERが下がって見た目の割高感が解消される可能性もあります。

長期で見れば、コロナ禍のような逆風を乗り越えて、徐々に企業としての安定感を取り戻してきている点は好印象です。

毎年安定して成長する「優等生タイプ」ではありませんが、事業内容やブランド戦略には柔軟性もあり、じっくり育てていくタイプの企業だと言えるでしょう。

株主優待にみる分析

ジェイグループホールディングスの魅力のひとつは、やはり株主優待制度です。

100株から始められて、年2回の食事券がもらえるというのは、優待投資の初心者にも非常にわかりやすく、始めやすい設計です。

実際に優待利回りを計算してみると高水準になります。

配当と合わせた総合利回りの大半が「優待によるリターン」です。

外食をよくする人にとっては、現金と同じように使える利便性の高い優待となっています。

対象店舗も多く、都市部を中心に広がっており、「芋蔵」や「猿Cafe」などの人気ブランドで使えるのは大きな魅力です。

また、外食店舗が近くにない場合でも、食品ギフトへの交換が可能なので、使い道に困ることはほとんどありません。

こうした「誰でも得を実感しやすい」優待内容は、長期保有との相性が非常に良く、優待を受け取りながら日常で使えるという点で、株主との関係づくりもうまく設計されている印象です。

今後も優待制度が継続される限り、長期的に持ち続ける理由は十分にあると感じます。

総合評価

株価や財務の安定性から見れば、ジェイグループホールディングスは“少しクセのある銘柄”です。

過去に株価が急落した経験があり、自己資本比率などの数字を見ても、鉄壁の安定性があるとは言えません。

ただし、ここ数年は安定した価格帯を保っており、経営も無理なく方向転換を続けています。

値上がり益を狙うというよりは、「持っていて生活がちょっと楽しくなる株」としての価値が大きいです。

優待の楽しさを長く味わいたい方にはおすすめできますが、本格的な資産運用や分配金を目的とする人には、やや物足りない可能性があります。

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