ベースフード[9979]株情報(株主優待・配当・おすすめ情報)

ベースフード[9979]は、忙しい毎日でも栄養バランスの良い食事がとれる「完全栄養食」をつくっている会社です。

パンやパスタ、クッキーなどを手軽に楽しめるのが人気の理由です。

そんなベースフードの株を持っていると、自社のオンラインストアで使えるクーポンがもらえる優待があります。

健康を意識した生活を送りたい人にはとても嬉しい特典です。

この記事では、株価や会社のこれからの可能性、優待の内容について、わかりやすく紹介していきます。

長く株を持つことを考えている人に、ぜひ参考にしてもらいたい内容です。

目次

株式情報

ベースフード[9979]東証G
時価総額
約2,583億円

株価 474
※更新:2025年6月20日

5年チャートを掲載

割安度安全度値動き傾向
PERPBR自己資本比率ROE信用倍率
24.2倍26.9%11.5%46.7倍
優待&配当
総合利回り配当利回り優待利回り権利確定月優待最低取得額
3.16%
配当予想無し
3.16%8月47,400円
編集部おすすめ度理由
これからの成長に期待してじっくり持つのに向いています。今は利益が少なく株価はやや高めですが、健康志向の流れにのった商品力があります。優待は実用的で、BASE FOODの商品を楽しめる点も魅力です。配当はありませんが、優待を活用しながら会社の成長を応援したい人にはおすすめできます。長期保有が前提の銘柄と考えておくと良いでしょう。

株主優待情報

引用:BASE FOOD

株主優待の内容

株主優待は、自社公式オンラインストア「継続コース」で使える優待クーポンです。

項目内容
優待内容自社公式オンラインストア「継続コース」で使える優待クーポン
対象株主100株以上を「6か月以上」継続保有している株主
優待額年1回 1,500円分(500円券 × 3回分)
利用可能な購入形態継続コースのみ(新規・既存いずれも利用可能)
利用可能店舗BASE FOOD 公式オンラインストア(店舗では利用不可)

権利確定日と有効期限

項目内容
権利確定日8月末日(100株以上を2月末・8月末で連続保有)
対象初回2025年8月末の株主名簿に記載された株主
クーポン進呈時期10月頃を予定(予定は変更の可能性あり)
クーポンの有効期限詳細は進呈時に通知予定(通常は数か月程度の見込み)
利用可能回数500円×3回分まで利用可能

会社情報

引用:PR TIMES

ベースフード株式会社は、2016年4月に設立され、本社を東京・目黒に置くフードテック企業です。

創業者兼代表取締役の橋本舜氏のリードのもと、完全栄養食をコンセプトとした「BASE FOOD」シリーズを開発・販売しています。

主力商品は、1食で1日に必要な栄養素の1/3を確保できるパンやパスタ、クッキーなど。全粒粉、大豆、チアシードなど10種類以上の自然由来原料を使用し、国内初の完全栄養の主食として大きな注目を集めています

展開チャネルは幅広く、自社ECやサブスクリプション形式の継続購入が中心ですが、コンビニやドラッグストア、実店舗を含め全国5万店以上で取り扱われており、非常に広い流通網を誇ります。

最新データでは、定期購入者は約21万人、累計販売袋数は2億袋を突破しており、成長の勢いを強く感じさせます。

資本金は約11億円、上場は2022年11月に東証グロース市場です。

従業員数や組織体制はIR資料に詳しく掲載されており、経営管理者には社外取締役や監査役も複数名在籍してガバナンスを整えています。

ブランドとしては、「BASE BREAD」「BASE PASTA」「BASE Cookies」などが主要ラインで、それぞれにチョコレート、プレーンなど複数のフレーバーがあり、味のバリエーションも豊富です。

2024年には冷凍惣菜やパンケーキミックスなどの商品も加わり、ラインアップの拡充が続いています。

同社のミッションは「主食をイノベーションし、健康をあたりまえに」というもので、忙しい現代人でも「かんたん・おいしい・からだにいい」食事を実現できることを目指しています。

編集部からのおすすめ情報

編集部のおすすめ:

株式情報にみる分析

ベースフードは、完全栄養のパンやパスタを中心とした食品を開発・販売している、まだ若い企業です。

2022年に上場したばかりで、売上の伸びしろが大きいと感じさせるビジネスモデルを持っています。

特に、食事を手軽に栄養バランスの良いものに変えてくれるという点で、健康志向が強まっている今の時代にマッチしているといえます。

株式の指標を見てみると、PER(株価収益率)はかなり高い水準です。

これは、現在の利益に対して株価が高めについていることを意味します。

つまり、今の実績よりも「これからの成長」に期待して買われているということです。

また、PBR(株価純資産倍率)もかなり高く、資産に対しても割高な評価がされている状態です。

こうした数値の高さは、企業がまだ利益を大きく出していない成長段階にあること、そして市場が将来の拡大を見込んでいることを示しています。

一方で、自己資本比率は低めです。

これは、資金の多くを借入や外部の資金でまかなっていることを意味しており、倒産リスクや資金繰りの不安定さに注意が必要です。

とはいえ、ROE(自己資本利益率)は高めの水準で、株主から集めた資金を効率的に使っているとも言えます。

信用倍率が非常に高いことからも、個人投資家の注目度はかなり高いと考えられます。

人気銘柄であることは間違いありませんが、あまりに人気が先行しすぎていると、株価の下落時に大きく巻き込まれるリスクもあります。

5年チャートで見たとき、株価は一度大きく下げたあと、やや持ち直している傾向が見られます。

ただし、上場からまだ年数が浅く、10年以上の長期トレンドが確認できる段階ではありません。

これからの業績や製品の広がり方によって、将来の株価が大きく変わってくる可能性があります。

総合的に見て、ベースフードは「成長に期待して投資する」タイプの銘柄です。

今すぐ安定的に配当を得たい人や、財務の堅さを重視する人には向いていないかもしれません。

しかし、今後も健康志向の流れが続き、販路が広がり、安定した利益が出せるようになれば、大きなリターンが見込める銘柄でもあります。

現在の評価としては、将来の可能性を信じて少しずつ買い増していく「長期保有向き」の投資先といえるでしょう。

短期的な株価の上下に一喜一憂せず、企業の成長をじっくり応援するスタンスが求められます。

株主優待にみる分析

ベースフードの株主優待は、ちょっとユニークな形をしています。

100株以上を6か月以上持っている株主に、自社のオンラインストアで使える1,500円分のクーポンがもらえます。

このクーポンは、ベースフードの人気商品である完全栄養のパンやパスタ、クッキーなどの購入に使えるので、株主にとってはとても実用的な優待といえます。

まず、この優待の良いところは「自分で好きなものに使える」点です。

たとえばパンだけに使ってもいいですし、新商品が出たときに試してみるのにもぴったりです。

健康意識の高い人にとっては、栄養バランスのとれた商品をお得に楽しめるのはかなり魅力的でしょう。

また、通常の買い物と同じように継続コースで使えるため、普段からBASE FOODを愛用している人にとっては自然な形で優待を活用できます。

次に、優待の利回りは比較的高めです。

これは、いわゆる高優待利回り銘柄と比べてもなかなか良い水準といえます。

もちろん株価の変動によって利回りは変わりますが、100株という比較的少額の投資から優待を受けられる点は、優待投資家にとってありがたい条件です。

さらに、この優待は「長期保有」が条件となっているため、投資家にとっては「すぐに売らずに、腰を据えて株を持続ける」意欲が自然と高まります。

長期保有の習慣づけにもつながる優待設計といえます。

一方で注意すべき点もあります。

配当金はゼロなので、優待だけが直接的なリターンとなります。

そのため、もし株価が大きく下がってしまった場合、優待の価値だけでは損失をカバーしきれないこともあります。

また、ベースフードは食品業界の中でもまだ発展途上の企業なので、業績のぶれが大きい時期もありえるでしょう。
将来的に優待の内容や条件が変更されるリスクもゼロではありません。

こうした点を理解したうえで、優待目的での投資を考える必要があります。

総合的に見ると、この優待は「ベースフードの商品に価値を感じている人」にとってとても良い選択肢になります。

健康志向のライフスタイルに合っていて、普段の食生活に取り入れやすい商品群なので、実際に優待を活用して楽しめる投資といえるでしょう。

一方、優待そのものの価値はあくまで商品券レベルなので、「優待だけを目的に短期保有する」というスタイルには向いていません。

企業の成長を応援しながら、自分でも商品を楽しんでいく、そんなスタンスがぴったりの銘柄だと感じます。

総合評価

全体として、ベースフードの株は「これからの成長に期待して長期で保有する銘柄」といえます。

株価の動きはまだ安定しているとは言いがたいですが、商品やブランド力には強みがあります。

自分自身もBASE FOODの商品を日常的に使いたいと思える人なら、優待を活用しながら楽しく保有を続けられるでしょう。

逆に「すぐに利益を取りたい」「配当がほしい」という考えの人には、あまり向いていない銘柄といえます。

将来の成長をゆっくり見守りながら、商品を楽しむという姿勢がいちばんフィットする株だと考えます。

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