コシダカホールディングス[2157]株情報(株主優待・配当・おすすめ情報)

カラオケ好きの方にとって、とても魅力的な銘柄があります。それがコシダカホールディングス[2157]です。

全国に「カラオケまねきねこ」を展開していて、気軽に利用できるカラオケチェーンとして人気を集めています。

この会社の株を持っていると、カラオケや温泉施設で使える優待券が毎年もらえます。

しかも、長く持ち続けると優待内容がさらに充実するのがうれしいポイントです。

株価は長い目で見るとしっかりと成長してきており、会社の財務状況も安定しています。

家族でレジャーを楽しみながら、優待と配当も受け取れる。

そんなお得な投資先として、コシダカホールディングスは注目に値する存在です。

目次

株式情報

コシダカホールディングス[2157]東証P
時価総額
約9,291億円

株価 1,109 
※更新:2025年6月19日

30年チャートを掲載

割安度安全度値動き傾向
PERPBR自己資本比率ROE信用倍率
12.1倍2.69倍49.2%24.2%5.32倍
優待&配当
総合利回り配当利回り優待利回り権利確定月優待最低取得額
3.98%2.16%1.82%8月110,900円
編集部おすすめ度理由
安定したカラオケ事業を柱に成長してきた企業で、財務も健全です。優待の実用性が高く、長期保有による恩恵も大きいため、コツコツ資産を増やしたい投資家にとって非常に魅力的な銘柄です。成長は緩やかですが、配当と優待を楽しみながら安心して長く保有できる点でおすすめ度は高めです。

株主優待情報

株主優待の内容

以下は最新の優待内容を表にまとめたものです。

保有株数・継続条件優待券(金額相当)利用先・備考
100株以上・3年未満2,000円分カラオケまねきねこ、ワンカラ、温浴施設で使用可
100株以上・3年以上4,000円分同上
400株以上・3年未満5,000円分同上
400株以上・3年以上10,000円分同上
1,000株以上・3年未満10,000円分同上
1,000株以上・3年以上20,000円分同上
  • 優待券は全国の「カラオケまねきねこ」、「ワンカラ」、「まねきの湯」で使えます。
  • 優待の継続保有条件は、2月末と8月末の株主名簿に同じ株主番号で連続7回以上記載されることで「3年以上」が適用されます。

権利確定日と有効期限

優待券の有効期限は、通常、発行年の12月末まで とされることが多いですが、正式な有効期限は届いた優待券か企業のIRで要確認が必要です。なります

権利が確定するのは 毎年8月末日 です。

その年の権利付き最終日は8月下旬で、権利落ち日はその翌日です。

会社情報

引用:コシダカホールディングス

株式会社コシダカホールディングスは、1967年に設立されました。

本社は東京・渋谷区にあり、群馬・前橋にも本店を構えています。

グループ全体では従業員が約5,600名おり、国内外に約664店舗を展開しています。

代表的なブランドは「カラオケまねきねこ」です。

北海道から沖縄まで全国にあり、業界でもトップクラスの規模です。

さらに都心を中心に「ワンカラ」というひとりカラオケ専門店も展開しています。

国内に加え、海外にも進出しており、韓国やマレーシア、タイ、インドネシアなど4か国で展開しています。

海外店舗は主に直営で運営されており、シンガポールでは一部撤退しています。

温浴施設「まねきの湯」も運営しており、群馬や福島などで天然温泉を提供しています。

そのほか、不動産管理事業として、複合施設「AQERU前橋」などの運営にも携わっています。

会社の経営理念は「お客様に喜びを与えること」を基本としており、安全で安心な場を提供しながら、楽しく快適なサービスを追求しています。

「エンタメをインフラに」というビジョンのもと、カラオケを単なる娯楽ではなく、みんなが日常的に使う場所にしたいという姿勢を大切にしています。

出店戦略では、まず低コストの居抜き店舗で素早く出店し、資金を蓄えたあと、建築して自社の理想に合った店舗を作り上げるスタイルを取っています。
「3年で投資を回収する」ことを目標とした経済性重視の経営方針を貫いています。

また、DX(デジタルトランスフォーメーション)にも積極的で、自動受付や非接触精算などを導入し、お客さまにとってもスタッフにとっても使いやすい店舗づくりを進めています。

まとめると、コシダカホールディングスは、カラオケと温浴を中心に、日本国内はもちろんアジアにも広がる大手グループです。

「おもてなし」にこだわりながら、効率的な出店と最新技術の活用で、今後も安定的に成長していこうとしています。

編集部からのおすすめ情報

編集部のおすすめ:

株式情報にみる分析

コシダカホールディングスの株は、長期保有を前提とした投資先として、一定の魅力がある銘柄です。

10年以上の株価チャートを見ると、2006年頃からじわじわと株価が上昇し、2017年〜2019年には大きな上昇局面がありました。

その後、コロナ禍の影響で一時大きく下落しましたが、2021年以降は回復基調にあり、現在は高値圏でやや安定した動きを見せています。

事業の軸である「カラオケ事業」は日本国内で広く浸透しており、特に「カラオケまねきねこ」は業界トップクラスのシェアを誇っています。

競争はあるものの、郊外型の店舗展開や24時間営業、一人カラオケ対応など、ニッチな需要をうまく捉えています。

出店戦略でも居抜き店舗を活用し、初期投資を抑えて早期に利益を回収するビジネスモデルは安定感があります。

PERは市場平均と比べて低めの水準にあり、利益面でも大きな成長余地が残されています。

PBRも適正水準にあり、財務健全性を示す自己資本比率は約50%超と安心感があります。

さらに、ROEも高い水準を維持しており、資本効率の高さが評価できます。

信用倍率はやや高めではあるものの、現状は過度な過熱感は見られません。

配当利回りは決して高配当株ではありませんが、優待と組み合わせることで総合利回りは安定収入を期待する長期投資家にとっては魅力的な水準です。

コロナ禍という外的リスクに大きく影響を受けたセクターであるものの、回復後は売上・利益ともに順調に伸びており、今後のインバウンド需要の戻りや国内需要の拡大が引き続き追い風となるでしょう。

海外事業の成長余地は残っているものの、日本国内のマーケットが中心であり、急激な成長は見込みにくい点はやや注意が必要です。

それでも、安定したビジネスモデルと堅実な財務状況、株主還元姿勢を考えると、長期保有に向いた「コツコツ積み上げ型」の銘柄といえます。

チャートの長期的な動きを見る限り、大きな急落後も安定したリバウンドが見られており、企業としての底力があることがうかがえます。

今後の業績動向や新たな成長戦略に注目しながら、優待と配当を受け取りつつじっくり保有するのに適した銘柄と評価できます。

株主優待にみる分析

コシダカホールディングスの株主優待制度は、長期保有を前提とした投資スタイルと非常に相性がよい内容となっています。

まず、100株という比較的少ない保有単位で優待がもらえる点は、初心者や少額投資家にとってもハードルが低く、気軽に始められるメリットがあります。

優待券は、全国の「カラオケまねきねこ」や「ワンカラ」、さらには温浴施設「まねきの湯」など多くの場面で利用できるため、利便性の高い実用的な優待といえます。

さらに注目すべきは「長期保有優遇制度」です。

\長期投資をする株主にとっては非常にありがたいインセンティブです。

逆に言えば、短期で売買を繰り返すような投資家にはあまり恩恵がありません。

そのため、企業としても「応援してくれる株主」を増やし、安定した株主構成を築く意図が明確に見えます。

また、カラオケという業態は若者を中心に根強い人気があり、日常的に使いやすい施設であることからも、優待券の実用性が高く、無駄になりにくいのが特徴です。

一方で、使える地域や施設に偏りがあるため、近くに「まねきねこ」などの対象店舗がない場合は、優待を十分に活用しきれないこともあります。

これは地方在住者にとってはややデメリットとなる可能性があります。

有効期限についても年末までなど期間がしっかり設けられており、半年以上の余裕があるため計画的に使いやすい仕組みです。

そのため、忘れずに使えば「持っていて損のない優待」として日々の生活に役立てられるのは大きな利点です。

このように、配当だけでなく、実用性の高い優待によって安定的なリターンが得られる点は、長期投資家にとって大きな安心材料です。

また、優待の増額や制度変更がこれまでにも柔軟に行われてきた背景から、今後も株主還元姿勢を継続する可能性が高く、信頼性のある企業体質がうかがえます。

総じて言えば、日常生活で使える優待を「無理なく受け取り続けられる」ことが、コシダカホールディングスの大きな魅力です。

家計にやさしく、長く付き合える優待銘柄を探している方にとって、十分おすすめできる1社といえるでしょう。

総合評価

コシダカホールディングスは、長期保有を前提とした投資家にとって、非常にバランスの良い銘柄です。

「安定した業績と実用的な優待」を両立しており、長期保有による恩恵を受けやすい銘柄です。

成長の期待は緩やかですが、配当と優待を楽しみながら資産形成をしていきたい方には、非常に向いていると評価できます。

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